口内炎のおはなし

喉に口内炎?喉の痛みの原因や治し方を詳しく解説

歌いすぎた翌朝や風邪のひきはじめみたいな違和感。のどが炎症、腫れて痛い時は口内炎と同じ原因で起こるのどの炎症も疑ってみるべきです。口とつながっている喉(のど)の部分は、口内炎と同じ原因で炎症が起こることが意外にも多いのです。

  • 口内炎
eyecatch (5)
  • facebook
  • twitter
  • line
  • mixi
  • hatena

index 目次

日野亮介院長

監修:日野皮フ科医院

日野亮介院長

喉にもできる!喉の口内炎の症状と特徴

喉の口内炎は喉の奥、扁桃腺、のどちんこなどにできる

ゴクンと飲み込むと刺されたように痛む。のどの奥に炎症が起きて、腫れや水ぶくれになっている。口の粘膜はのどの方にもつながっているため、ほおの裏側や舌と同じように、口内炎のような症状が起きることがあります。

 

のど以外にも、扁桃腺や口蓋垂(のどちんこ)、上顎の裏側、歯茎などにも口内炎の症状が現れることがあります。

喉の口内炎は1~2週間で自然治癒することがほとんど

頬の内側や舌にできた口内炎と同じように、喉にできた口内炎も1〜2週間ほどで自然治癒します。つらい喉の口内炎、早く治したい!というときは、生活習慣や食生活を整えたり、ストレス解消を心がけると良いでしょう。市販薬の活用も有効です。

治りが遅い、口内炎と判断しにくい場合は医療機関へ

2週間以上長引く、何度も繰り返すという場合には医療機関を受診しましょう。口腔がんなど、全身にとって重大な疾患の可能性があります。早期の発見、治療が必要です。

喉にできる口内炎の原因

img_01 (5)

喉の口内炎の原因① 細菌やウイルス

喉の口内炎の大きな原因のひとつが、外から入ってきた細菌やウイルスによるもの。常に空気の通り道となっている喉にも細菌の影響が大きい上に、乾燥や刺激を受けやすいため、症状が長引いたり繰り返したりします。

喉の口内炎の原因② ドライマウス

最近、口の中が乾いてパサパサしませんか?口の中や喉は、口内で分泌される唾液によって、保護されています。唾液は口内をうるおしながら、外から入ってくる細菌から守る役目をしているのです。

 

そのため、加齢や体調などによって唾液が減少して、口の中が乾くドライマウスの状態が続くと、清潔な状態をキープできずに、喉にまで口内炎に似た炎症がおきてしまうということもあります。


特に女性に多いと言われるドライマウス。おしゃべりして笑ったり、口を動かすのも有効なケアになります。喉のピリピリから早く開放されて、楽しい時間を過ごしてください!


冬など乾燥する季節は、加湿器や外出時のマスクの着用も効果的な予防法です。

痛い口内炎に効くチョコラBBプラスの詳しい情報はこちらから >>

喉の口内炎の原因③ アルコールやタバコ

img_02 (5)

ほっとひと息のつもりで飲むお酒やどうしてもやめられないタバコ。気持ちは癒される気がしても、喉には強い刺激に。炎症を起こしやすく治りにくくしています。喉に痛みやトラブルを感じたら、ストレスを溜めないように、心もカラダもリラックスできる時間をとりましょう。


口内炎のようなひどい痛みでお酒が飲めない、タバコが吸いづらい期間は、アルコールを減らしたりタバコをやめるために生活習慣を見直すいい機会でもあります。

痛い口内炎に効くチョコラBBプラスの詳しい情報はこちらから >>

喉にできる口内炎の治し方

生活環境の改善

喉にできる口内炎の原因のほとんどは、生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなどによる、免疫力の低下です。喉に口内炎ができてしまった時は疲れているサイン。野菜や果物、サプリメントで栄養を補給し、身体を休めて免疫力をあげましょう。

ビタミンの摂取

喉の口内炎の緩和に特に効果的と言われるのは、ビタミンB1・B2・B6といったビタミンB群です。

 

中でもビタミンB2は“発育のビタミン”と呼ばれるほど、成長促進や健康な身体を維持するために欠かせない栄養素です。皮膚や粘膜を保護し成長を促すというのもビタミンB2の重要な働きであり、口内炎の予防や緩和に良いとされる理由です。青魚やレバー、乳製品などに多く含まれているので、積極的に摂取していきたいですね。

痛い口内炎に効くチョコラBBプラスの詳しい情報はこちらから >>

スプレータイプの市販薬を使う

なかなか治まってくれないのも、喉にできる口内炎に似た炎症の悩み。でも、軟膏など塗るタイプの処方薬では、なかなかのどまで届かない!そこで、殺菌と修復に働くスプレータイプの医薬品が役立ちます。

シュッとするだけでのどの炎症や、口内炎にダイレクトに届くから、手の雑菌などもつかずに衛生的。仕事中や食事の後、外出先でも気になったとき、いつでもケアできるのもメリットです。


炎症を引き起こす細菌を撃退、粘膜をなるべく早く修復して、いつもの元気を取り戻したいですね。

kounaien_repair

喉の口内炎は原因を理解して予防しよう

喉の口内炎の原因は細菌やウイルス、ドライマウス、アルコールやタバコなど様々です。原因がわかっていなければ、間違った対処法で症状を悪化させたり、長引かせてしまうかもしれません。正しい原因を理解すれば、つらい喉の口内炎も短期間で治せるでしょう。

喉の口内炎を予防、再発させないためには、アルコールやタバコの量を調節することはもちろん、生活習慣の改善が大前提です。ビタミンB群を中心としたビタミン類の摂取に気をつけ、食事の改善を心がけましょう。睡眠の質を向上させたり、ストレスを溜めないようにすることも大切です。

喉の口内炎 よくある質問

Q.喉に口内炎みたいなのが出来たらどうすればいいですか?

A.喉の口内炎のほとんどは、1〜2週間程度で自然治癒しますが、生活習慣やストレスケア、ビタミン類を意識して補給することで治癒が早まります。しかし、ウイルス性やアレルギー性の口内炎である場合、自然治癒が難しいことがあります。命に関わる重大な疾患を併発している可能性もありますので、長引く場合や違和感を感じた時は、医療機関を受診しましょう。

Q.喉の口内炎は何日で治りますか?

A.喉の口内炎のほとんどは、1〜2週間程度で自然治癒します。しかし、ウイルス性やアレルギー性の口内炎、口腔がん等である場合、自然治癒が難しいことがあります。2週間以上長引く場合は、早期に医療機関を受診しましょう。

Q.喉の奥に白い口内炎みたいなものができるのは病気ですか?

A.口内炎以外の可能性として、膿栓(のうせん)が挙げられます。それ自体は病気ではありませんが、口内の細菌の死骸や口内の垢がたまり、不快感や口臭の原因となります。その他、違和感がある、出血やしこりがある、といった場合は何らかの疾患の可能性もありますので、医療機関に相談しましょう。

喉の口内炎 まとめ

まとめ

水を飲んでも強い痛みが走る、口内炎と同じ原因で発生するのどの炎症。食事や空気が通るため、なかなか症状が治まってくれないのもツラいですね。

ケアには、ビタミンB2などの栄養成分の補給とともに、大切なのが殺菌と粘膜の修復。スプレータイプの医薬品なら、患部に直接届いて、のどもラクになります。

次のページ

【ドクター監修】口内炎SOS