偏った食事は、口内炎の大きな原因のひとつです。中でもビタミンB群や鉄分の慢性的な不足には注意が必要。豊富に含む食品を意識してとりいれて、バランスよく食べたいですね。
口内炎を予防して、治りやすくする栄養素の代表は、「ビタミンB群」と「ビタミンC」、そして免疫力を高める「ビタミンA(βカロチン)」。粘膜のビタミンと言われるビタミンB2は、ウナギやレバー、青魚などに豊富。つけあわせに、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、デザートにいちごなどの果物をあわせると栄養バランスが上手にとれるでしょう。
外食やお酒の機会が多くても失われがちなビタミンB群。忙しくて外食やできあいの食事が続く場合は、メニューもバランスを考えて選ぶことが大切です。
また、ビタミンB群は相互に助け合って働くので、全部を同時にとるのが効果的。ビタミンB1・B2・B6を共通に含む食品には、牛乳や卵、海藻などがあります。
反対に避けたいのは、砂糖を多く使っているお菓子や料理。体内のビタミンやミネラルを大量に消費して、バランスを崩しやすくなります。
口内炎ができているときは、刺激が強い食材に注意。香辛料や酸味、塩気が強い料理、さらにアルコール、炭酸飲料も避けたほうがよさそうです。口内炎が悪化すると痛くて食も進まず、さらに栄養バランスが崩れるので、スープやリゾット、おかゆのように柔らかくして食べるといいでしょう。この場合も熱すぎたり、冷たすぎると刺激になるので気をつけます。