肌のひとつひとつの細胞は、食事から摂った栄養成分を元に育まれ、健康状態を維持しています。外食が続いたり、単品だけですませたりと偏った食事が続くと、肌があれてニキビがポツポツ…というのも栄養バランスの乱れが原因です。
特にビタミンB群の不足は、肌荒れや皮膚炎などを起こしやすくします。肌の健康に大きく関係するビタミンB2やビタミンB6は、肌細胞の主成分であるタンパク質や糖質の代謝をサポート。特に、レバーなどに多く含まれるビタミンB2は「美肌ビタミン」と呼ばれ、なめらかに整った肌の維持に働きます。
脂っこい料理やお菓子の食べ過ぎ、妊娠中や疲れがたまっている場合などはビタミンB群を多く消費し、肌荒れしやすくなります。ビタミンB群は体内に備蓄できないので、毎日摂る必要があります。
また、免疫力を高め、美肌に働くパントテン酸、細胞同士をつなぐコラーゲンの生成を助けるビタミンCの不足にも注意しましょう。
無理なダイエットでごはんなどの炭水化物や脂質を完全にカットするのも、肌にとっては考え物です。炭水化物に含まれる糖質は肌細胞をつくるエネルギーとなり、良質な脂質はうるおいの元になっています。