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肌荒れのおはなし
目次
監修:日野皮フ科医院
日野亮介院長
メイクでも隠し切れないシミやくすみ。手の甲や腕などにまでできるシミは、一気に年齢を感じさせてしまいますね。
紫外線は、肌の美しさを保つ成分を破壊。肌荒れやたるみなど“光老化”をどんどん進行させます。さらに、カラダの健康にも深刻なダメージを与えることも。日々重なって、大きなリスクのもとになる紫外線はとにかく対策が重要なのです。
陽ざしが強い夏だけ、紫外線に注意すればいいわけではありません。季節によって強弱はあっても紫外線は私たちに届いて、ダメージを与えています。
4月にはもう紫外線量が一気に増加。日中のお花見などは、帽子や日焼け止めでガードを。
冬にも安心は禁物。乾燥により、肌のバリア機能が低下して、紫外線の影響を受けやすくなっています。
晴天じゃなかったのに、外にいたらなんだか焼けたみたい、と感じることありませんか。
うす曇りの日も紫外線の量は晴天時とほぼ同じ。曇りや雨の日も意外に紫外線量が多いのが驚きです。
美肌を守るためにも一年365日、紫外線からのガードが必要なのです。
外出する時は、バッチリ対策!でも、室内にいても、紫外線が届いているって知ってました!?明るい部屋やオフィスの窓越しに入ってくるので紫外線は、シワやたるみの原因になりやすいので注意!UVカット効果を備えたカーテンなどを役立てるのもおすすめです。
紫外線は「これくらいなら大丈夫」と気を抜かずにガードすることが大切なのです。
スキンケアと同じように、毎日の習慣にしたいのが日焼け止め。一年中ていねいに塗りましょう。
肌が乾燥していると紫外線のダメージを受けやすいので、保湿ケアしてから日焼け止めを。「厚いかな」と思うくらい、たっぷり重ね付するのがポイントです。あごの下、首の裏側やデコルテ、手の平や足の甲も焼けやすいので塗り忘れのないように。
美容を心掛ける女性たちの間では、“冬でもサングラス”は今や常識のようですね。目から入る紫外線は、シミの元になるメラニン色素の生成を促すと言われているからです(動物実験による結果)。おしゃれな日傘とサングラスは美肌の必需品です。
アウトドアでのレジャーやスポーツには、帽子や長袖シャツの着用を。首元をスカーフでまいて陽ざしから守れば、ファッションのアクセントにもなりますね。できれば濃い色味のものが紫外線防止に役立ちます。
肌の調子や体力がダウン気味の時には、紫外線の影響をより受けやすくなります。栄養バランスを考えて、紫外線に負けないコンディションをキープしましょう。
美肌に働くビタミンB2を中心としたビタミンB群は、不足すると日光に過敏になりやすくなります。日頃からの補給が、紫外線に負けない強さを育みます。うっかり焼けてしまった時は、シミをできるだけつくらせないようにあわせてビタミンCも取りましょう。
顔だけでなく、全身に出る紫外線のダメージは、スキンケアとあわせて、内側からもダメージケアを。シミを目立たなくする抗酸化成分やターンオーバーを整えて、メラニンの排出を助けるビタミンC、ビタミンE、皮膚や粘膜の健康維持を助けて正常に保つビタミンB群、ビタミンAなどを、意識して補いましょう。食事とあわせて医薬品もプラス。暑い日などは特にビタミンB2配合のドリンクなども紫外線対策になりそうですね。
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