肌の角層は、20層ほどの角層細胞がレンガのように積み重なってできています。ひとつひとつの細胞と細胞の間をセメントのように埋めて、つないでいるのがセラミドなどの角層細胞間脂質。
水分を直接つなぎとめ、層状の構造をつくり、細胞の間にすき間をつくらせないことで、肌の内部からの水分蒸散や外部刺激の侵入を防ぎ、角層内部の水分をしっかりと守って、潤いを保ちます。
いくつかの種類の脂質が混ざってできている角層細胞間脂質ですが、このうちの大半である約50%を占めているのがセラミドです。
潤い肌の重要物質としてセラミドは、角層内部の水分をつなぎとめる「保湿機能」と、肌の内部から水分蒸散を防いで外部刺激から守る「バリア機能」という大きな役目を担っています。
肌表面の角層に多く存在し、重要な役割を担っているセラミド。このような理由から、潤いケアには、セラミドを増やす習慣が効率的として注目されています。